障害者手帳を取得する経済的メリット3選

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私は26歳の時に発達障がいの一種であるADHDと診断されたことで、
精神障害者保健福祉手帳を取得することになりました。

『私も障がいの診断を受けたんだけど、障害者手帳を取得する
 メリットなんてあるの?』

そんな疑問を持つ方も一定数いるかと思います。

そこで実際に障害者手帳を取得して感じた経済的メリット3選を
紹介します!

1. 障害者控除を使って、節税することができる。

私の場合、毎年必ず確定申告をするので、その際に障害者控除で
節税できて、得をしてます🉐

会社員の場合、個々人によって様々な事情があることを考慮して、給与収入から控除を差し引くことで課税所得が決まります。

そして、この課税所得に税金がかかってきます。

節税、つまり税金を安くするためには、控除を増やすことで課税所得を
少なくする必要があります!

その控除を増やす手段の一つである障害者控除は、納税者本人、配偶者、または扶養親族が障害を有する場合に適用される所得控除制度です。

この制度により、一定額の所得控除を受けることができ、税負担を軽減することができます。

障害者控除には以下の3つの区分があります。

障害者:27万円の控除
特別障害者:40万円の控除
同居特別障害者:75万円の控除

対象となる障害者の範囲は以下の通りです。

・精神障害により判断能力が制限される方
・知的障害者と判定された方
・精神障害者保健福祉手帳所持者
・身体障害者手帳所持者
・65歳以上で同等の障害を有すると認定された方
・戦傷病者手帳所持者
・原子爆弾被爆者として認定された方
・6ヶ月以上寝たきりで介護が必要な方

年末調整や確定申告で障害者控除を受けるには、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に必要事項を記入し、勤務先に提出する必要があります。

この控除は、障害のある方の年齢に関係なく適用されます。

さらに16歳未満の子供でも対象となる点が、他の控除と異なります。

障害者控除を適切に利用することで、所得税や住民税の負担を軽減できるため、対象となる方は忘れずに申告することが重要です。

2. 公共交通機関の運賃が割引で安くなる。

以下の公共交通機関は運賃が割引で安くなります。

この中で言えば、たまにバスを利用するため、通常料金の半額で
バスに乗車することができて助かってます🌟

・JR
第1種障害者とその介護者:普通乗車券、回数乗車券、普通急行券、
              定期乗車券が50%割引
第2種障害者:片道100km超の普通乗車券が50%割引

・バス
第1種障害者と介護者:「子ども」料金
第2種障害者:本人のみ「子ども」料金

・タクシー
乗車地域により、走行メーター表示額から10%割引

・高速道路・一部有料道路
身体障害者本人が運転する場合や第1種障害者が同乗する場合:
通常料金の50%割引

・飛行機
障害者および介護者の普通運賃が割引(割引率は区間や季節により変動)

・フェリー
障害者および介護者の普通運賃が50%割引

注意点
・精神障害者保健福祉手帳所持者は、JRの割引対象外です。
『なぜ、精神障害者保健福祉手帳所持者はJRの割引が対象外なの?』
とずっと思っていましたが、2025年4月1日より精神障害者保健福祉手帳所持者は、JRの割引対象になることが決定しました!

・地域や交通機関によって割引内容が異なる場合があるため、
 事前確認が重要です。

3. 公共施設が割引で安くなる。(又は無料)

以下の公共施設が割引で安くなったり、無料になります。

自分の場合、市が運営するスポーツ施設にあるジムに無料で
通えているので、非常に助かってます!

・美術館・博物館
多くの場合、観覧料が無料になります。

・水族館
入館料金が半額になることが多く、一部の水族館では無料です。

・体育館・プール
施設利用料金が無料もしくは割引されます。

・映画館
障害者割引で1,000円程度になることが多いです。

・テーマパーク
入園料やワンデイパスなどのチケット料金が割引されます。

・カラオケ
室料が割引される場合があります。

これらの施設では、多くの場合、障害者本人だけでなく付添者1名まで同じ条件で割引を受けられます。

ただし、施設によって割引率や条件が異なるため、利用前に確認することが重要です。

障害者手帳の取得にデメリットがあるのか?

逆に障害者手帳を取得することにデメリットがあるのかというと、
私の肌感覚的には、ほとんど何もないように感じます。

障害者手帳を人に見せても、偏見の目で見られたりとかも全くないです。

強いて言えば、障害者手帳を取得するまでに時間がかかったり、
更新の手続きをするのが面倒というところでしょうか。

私としては、障害者手帳の取得はデメリット以上にメリットの方が
大きいと感じています。

障がいの診断を受けたけど、障害者手帳を取得していない方は、是非、軽い気持ちで障害者手帳を取得して頂ければと思います。

障害者手帳を取得する経済的メリット3選  (まとめ)

1. 障害者控除を使って、節税することができる。

2. 公共交通機関の運賃が割引で安くなる。

3. 公共施設が割引で安くなる。(又は無料)

障害者手帳を取得する経済的メリットはこれ以外にも沢山あります!

まだ障害者手帳を取得されていない方は、障害者手帳を取得して、
一緒に少しずつ経済的に豊かになっていきましょう🌟

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